昨日の岡山では、朝ご飯をしっかりいただいて
桃太郎線の電車に乗り、備中高松へ。
目的は古墳!
調べてみたら、岡山は古墳が多いのでございます。
チャリンコで田んぼの広がる道をかっとばし、
造山古墳(前方後円墳)へ。
駐車場にいる金ぴかの人は吉備の大王だそうです。
背後に広がる山が造山古墳。
大きさは全国4位、しかも人が出入りできる
古墳としては日本一なのだとか。
これは行かないわけにいかないでしょう!
ひとり古墳にコーフンしつつ、登ってみる。
前方からみた後円部。
ムフフ、ムハハ。
後円部からみた前方部。
ムハハ、ムフフ。
しかもこの後円部は、戦国時代、
高松城の水攻めの際に毛利方が築城したとか。
このへんが土塁だよ~という案内図を頼りに
歩いてみる。古墳時代と戦国時代の息遣いを
想像しながら、今ここに自分が佇む不思議。
この時間がたまらない。
古墳の上にある神社には、石棺が残っています。
阿蘇凝灰岩だそうですから、熊本とのつながりが
あったのでしょう。
直弧紋が見られるそうですが、
私には判別できませんでした。
この造山古墳の周辺には、たくさんの
小規模な前方後円墳があります。
これだけあると、ほかの山も何だかすべて
古墳に見えてしまいます。
吉備にはきっと大きな力を持った
人がいたんだろうなあ。
1時間ほど歩き回ってウハウハしたので、
次はこうもり塚古墳へ。
こちらでは石室がしっかり残っていて、
中におさめられた石棺も見ることができます。
どんな人が収められたのかなあと
想像をめぐらせるのもまた楽し。
また古墳に登って歩き回って・・・を繰り返し、
すぐお隣の備中国分寺も見学。
聖武天皇の詔で各国につくられた国分寺。
あの頃は疫病が流行っていたけれど、
今のコロナみたいなもんかなあ。
以前、奈良の元興寺の五重小塔を
見に行ったことがあるけれど、これは、
各国の技術者たちに建築技術を学ばせるための
ひな形だったのでは、ともいわれています。
それを思い出しつつ塔を見るのもまた感慨深い。
ちなみに現在の備中国分寺は、江戸時代に再興された
ものだそうです(それだって歴史を感じるわ~)。
というわけで、4月並みの気温の
サイクリング日和、古墳と寺を満喫して
帰路につきました。
岡山、サイコー!
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